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2021.7.17 防災365  1日1アクション

【防災365  1日1アクション】Vol.6 家族との集合場所はどこ?

Vol.6 家族との集合場所はどこ?

こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。

 

「防災365  1日1アクション」

6日目の今日は…

「家族との集合場所はどこですか?」です。

おっと!
これまでは一人でできたことだけど、
今日は家族で取り組んでいく内容ですよ。

あれこれ、決めていくのは大変ですが
今日はとりあえず災害時の「集合場所」だけ確認してみましょう。

大きな災害が発生したときに
どこにどうやって避難するのか。

 

災害時はスマホや電話で連絡を取り合えるとは限りません。
通信や連絡手段が途絶えてしまった場合でも
家族と落ち合えるように「集合場所」を決めておきましょう。

 

避難行動について考える内容は1つではない

平日なのか休日なのか。
朝なのか昼なのか夜なのか。
曜日、時間帯など、そのときによって家族それぞれ状況が違いますよね。

ただ、今日決めるのは集合場所。
家族全員が家にいるときのことは考えなくていいです。

 

1日 1アクション3日目でハザードマップを確認した際に
避難所を確認しましたよね?

家族全員が揃っている場合、
まずは命を守るため一時集合場所や広域避難場所に向かいましょう。
そして自宅での生活が困難な場合は地域の避難所に向かいましょう。

これも水害なのか地震なのか火災なので避難する場所が変わってきます。
ハザードマップで再確認をお願いします。

 

家族がバラバラに過ごしている時間帯を考える

では、家族がバラバラに過ごしている時間帯だったら?
必ずしもその避難場所が集合場所にはならないかもしれません。

例えば、小学生と幼児の子供がいる我が家の場合。

平日の日中に大地震が起きたら、
①自宅から歩いて通える距離に職場のある夫がまず保育園に下の子を迎えに行く
②小学生の上の子は小学校で待機
③夫が下の子を連れて小学校に向かう。
④自宅に戻れる状況であれば3人で自宅に戻る。
戻れなければ、避難所となる小学校でそのまま待機。

その日によって仕事場が異なる私が遠方にいた場合は
電車等が動くまでは、無理に動かずにその場で待機。

ということになっています。

ただこれは目安です。
もしかしたら、小学校の遠足先で被災するかもしれない。
子どもの習い事先で被災するかもしれない。
夫が人間ドッグを少し遠い病院で受けているときに被災するかもしれない。

かもしれないをあげたらキリがないのですが、

今日は最終的な集合場所を決めましょう。

 

「自宅でなければココ」という場所

大地震等で広域避難場所等に一次的に避難しても
安全が確認されれば、多くの方は自宅に戻るでしょう。

ということは、
自宅の安全やライフラインが確保できていれば、最終的な集合場所は「自宅」になります。

 

では被災後、自宅での生活が困難場合どこに集合するか?
その場所を今日決めていただきたいのです。

 

もちろん、地域で指定されている避難所でもいいですし、
親戚や友人宅という選択肢もあるでしょう。

自宅近くの避難所ではなく、勤め先や学校の近くのほうが集合しやすい場合もあるかもしれません。

 

皆さんの生活環境、生活スタイルにあった集合場所を決めてみてください。
そしてお子さんがいる場合は、
今日余裕があれば、誰がどういった順番で迎えに行くかも確認してみてください。

 

この集合場所、定期的(少なくとも年に1度)に再確認が必要です。
お子さんの学校や勤め先や地域の環境が変わっている場合があるからです。

 

一人暮らしの方は
離れて暮らす家族や親戚と被災した際の避難所を同じように予め伝え合っておきましょう。

 

6日目の今日は「家族との集合場所を決めよう」

今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!