Vol.103 SDGs 防災からできること④
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
103日目の今日は…
「SDGs 防災からできること④」です。
すっかり更新に間が空いてしまいました。
コロナの影響が落ち着き公私ともに急に回りだして正直、余裕がありませんでした。
余裕がないときに無理をすると心身ともに追い詰められてしまいますので
数週間、1日1アクションの更新は手放させてもらっていました。
毎日、防災を意識することはとても大切なこと。
だけれど、無理に新たなことはしなくてもいいんです。
今、この瞬間に大地震や噴火など防ぐことのできない災害が起きたら、
命を守るためにどうするか?
このことを毎日考えたり、意識したりするだけで「そのとき」の行動が変わります。
忙しい日々の中では、この1点を忘れずに過ごしましょう。
さて、みなさんにも浸透してきたSDGs。
このブログでは防災の取り組みや災害時、災害後にできるSDGsを考えています。
今日もSDGsのために防災からできることを一緒に考えていきましょう!
今回は17のゴールのうち
「⑫つくる責任 つかう責任」のためにできること
このために今日は「食品ロス」について考えたいと思います。
食品ロスは世界規模で取り組むべき課題として注目されています。
世界では飢餓に苦しんでいる人がいる一方で、
残念ながら売れ残りや食べ残し、期限切れ食品など、本来は食べることができたはずの多くの食品が廃棄されています。
SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」の中では
「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。」ことがターゲット項目として掲げられています。
防災という観点では、非常食を備えたものの何年も放置し気づいたら期限が切れていたという経験はありませんか?
これも歴とした食品ロス。
備蓄における食品ロスは「ローリングストック」という方法で防ぐことができます。
ローリングストックとは?
日頃から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、
常に最小限備えるべき品目・量の食料を家に備蓄しておく方法です。
日常生活で消費しながら備蓄し、特別な準備は必要ないのがポイントです。
これなら今日から実践できますよね?
また古いものから使用し消費と購入を繰り返すため、備蓄品は常に新しいものが残ります。
いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができるのもメリットです。
ローリングストックを継続するために
ローリングストックを続けるためのポイントは2つ。
①古いものから使うこと。
備蓄している食料が古くならないように、必ず一番古いものから使いましょう。
②使った分はすぐに補充すること。
備蓄品としてストックしているものは普段から消費するものなので、買い足し忘れると備蓄分がなくなってしまいます。
「また今度買えばいいや」と思っているときに災害がやってくるかもしれません。
忘れないうちに使った分は補充しましょう。
ローリングストックは食料だけでなく、トイレットペーパーやカセットボンベ、乾電池など日用品でも実践できます。
生活必需品はいつも少し多めを心掛けると無駄なく、万が一の際にも安心です。
ぜひ、非常食、避難グッズの備蓄方法を見直し、食品ロスを減らしていきましょう。
103日目の今日は、SDGs 防災からできること④
「⑫つくる責任 つかう責任」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!