Vol.102 SDGs 防災からできること③/h3>
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
102日目の今日は…
「SDGs 防災からできること③」です。
みなさんにも浸透してきたSDGs。
このブログでは防災の取り組みや災害時、災害後にできるSDGsを考えています。
今日もSDGsのために防災からできることを一緒に考えていきましょう!
今回は17のゴールのうち
「⑬気候変動に具体的な対策を」のためにできること
これは、見ての通り防災に直結した重要な目標であり課題ですね。
地球温暖化などの影響での気候変動により、大型台風や豪雨災害などが日本でも目立つようになりました。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が今年の8月に発表した報告書によりますと
あらゆる地域で気候の変動を観測。
観測された気候の変化の多くは、数十万年単位はともあれ数千年単位では前例のないもので、
海面上昇の継続など、すでに発生しているいくつの変化は数百年から数千年に及ぶ不可逆的な変化なのだそうです。
気候変動は日本だけでなく地球規模で直面している大きな問題なのです。
また報告書では、今後数十年のうちに気候変動がすべての地域で増大すると予測。
地球温暖化が1.5°Cに達すると、熱波の増加、暖候期の長期化、寒冷期の短期化をもたらし、
地球温暖化が2°Cに達すると、猛暑によってより頻繁に農業と健康の耐性の臨界に到達することになると述べています。
そしてさらなる温暖化は、以下のような降水と乾燥、風、雪氷、沿岸地域と海洋の変化をもたらすとしています。
・気候変動によって水循環が高まるため、降雨とそれに伴う洪水がより激化。多くの地域で干ばつが深刻に。
・21世紀を通して沿岸地域での海面上昇が継続。低地における沿岸洪水と、海岸浸食がさらに頻繁かつ深刻に。
従来は100年に1度の頻度で発生していた海面水位の異常な現象が、今世紀末までに毎年発生する可能性がある。
・永久凍土層の融解、季節的な積雪の減少、氷河と氷床の融解、夏季における北極圏の海氷の減少が進む。
・水温上昇、海洋熱波の頻度増加、海洋の酸性化、酸素濃度の減少を含む海洋の変化で
海洋生態系とそれに依存する人々の双方に影響を及ぼす。このような変化は少なくとも今世紀を通して継続する。
・市街地では、気候変動の一部の側面が増幅される可能性が。
都市部の高温化や豪雨現象による洪水、沿岸都市における海面上昇も。
その上で報告書では二酸化炭素(CO2)とその他の温室効果ガスの排出を大幅かつ持続的に削減すれば、気候変動を抑えることは可能だとしています。
詳しくは下記の国連が発表しているIPCC プレスリリースをご覧ください。
気候変動は拡大し、加速し、深刻化している (2021年8月9日付 IPCC プレスリリース・日本語訳)
このような報告書を読むと、気候変動が生活にもたらす深刻さがわかりますよね。
気象による災害を増やさないために、私たちができることは何でしょう?
やはり、いわゆる「エコ」と言われる取り組みを地道に続けていくことが大切ではないでしょうか?
節電や自家用車の使用の頻度を減らすなど
CO2の排出削減に私たちができることを実践していきましょう。
102日目の今日は、SDGs 防災からできること③
「⑬気候変動に具体的な対策を」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!