Vol.87 「一時滞在施設」で検索!
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
87日目の今日は…
「一時滞在施設」で検索!です。
先週の木曜日に千葉県北西部を震源地として発生した最大震度5強の地震。
震度5強を観測した足立区を走る日暮里・舎人ライナーでは走行中の車両が脱輪。
その他の鉄道各社も安全確認のため、多くの電車が長時間、運転を見合わせとなり、帰宅困難者が多く発生しました。
私の弟もこの地震で電車が止まった影響で、帰宅できたのは翌朝の早朝だったそうです。
同じようにご自身やご家族が、しばらく家に帰れなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
災害で帰宅が困難になった場合は、むやみに移動することは大変危険です。
まずは近くの職場や学校や民間施設などの一時滞在施設など、安全な場所にとどまること考えてください。
駅や施設にいた場合はその場所からの指示や誘導に従いましょう。
地震はいつ起こるかわかりません。
たまたま仕事や観光で初めて来た場所で遭遇するかもしれません。
そんなときに、覚えておいていただきたいキーワードが「一時滞在施設」。
安全が確認されるまで、近くで身を寄せられる場所を「一時滞在施設」と今いる自治体名で検索し、
帰宅困難者の受入れ可能な施設を調べましょう。
「一時滞在施設」は公立施設の他、民間事業者の協力で確保が進められています。
参考までに、東京都内の一時滞在施設の確保状況(令和3年7月1日現在)は1,137か所(444,897人分)だそうです。
東京都では大地震が発生した際には、受入可能となった一時滞在施設の情報を都や各区市町村、駅前滞留者対策協議会等から速やかに発信してくれます。
ただし、施設の被害状況により、帰宅困難者の受入れができない場合があるので、
発災時には、一時滞在施設の開設に関する情報の確認をしてから行動してくださいね。
都道府県単位だけではなく市区町村単位で「一時滞在施設」や「帰宅困難者受入施設」について情報を発信しています。
まずは、お住まいの自治体や職場など普段よくいる地域の一時滞在施設を確認してみましょう。
そして災害で帰宅困難者になってしまったら、まずは「一時滞在施設」と現地名で検索することを思い出してください。
87日目の今日は、「一時滞在施設」で検索!
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!