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2021.10.13 防災365  1日1アクション

【防災365  1日1アクション】Vol.86 おすすめ絵本「地震の夜にできること。」

Vol.86 おすすめ絵本「地震の夜にできること。」

こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。

 
「防災365  1日1アクション」

86日目の今日は…
おすすめ絵本「地震の夜にできること。」です。

 
先週の木曜日に千葉県北西部を震源地として発生した最大震度5強の地震。

子どもたちが寝静まった夜の11時前に発生した地震。
大きな揺れに目が覚め、怖がってなかなか眠りにつけなかった子もいたと思います。
 

子どもたちは災害で今まで経験したことのない怖さを感じると様々なストレス反応を起こします。

このことについては5日前の記事でお話ししました。

【防災365  1日1アクション】Vol.81 災害後のメンタルケア 地震ごっこを止めないで

まだお読みになっていない方は上のリンクから確認してくださいね。
 

地震の夜から一週間ほど経ちました。

お子さんたちのご様子はいかがでしょうか?
 
また、あの地震を機に、地震で怖がっているお子さんをどうやって受け止めてあげればいいのか?と考えられた方も多いのではないでしょうか?

 
今日は、小さなお子さんをお持ちの親御さんにおすすめの絵本を一冊ご紹介します。

おすすめ絵本「地震の夜にできること。」

松本春野 文・絵 / 角川出版 

2011年の東日本大震災後の夏に出版された作品。

電気が消えた真っ暗な部屋で不安な夜を過ごす子どもたちに
温かく懐かしいタッチのイラストとお空のお話で優しく寄りそってくれる絵本です。

この絵本を読み終わるとお子さんを思わずぎゅーっと抱きしめたくなります。
 

怖い思いや思うように日常を過ごせない子どもたちをどう受け止めるか?

地震などの災害だけでなく、今のようなコロナ禍やお子さんが辛い思いをしているときなどに参考になる
親への温かなヒントもいっぱい詰まっています。

 
巻末には育児学の専門家、汐見稔幸先生(東大名誉教授・白梅学園学長)から、
不安を抱える保護者に対する専門家のアドバイスも掲載されています。

ぜひ、お子さんをお持ちの皆様にはご一読していただきたい一冊です。

 
ですが、現在は出版元のKADOKAWAや各オンライン書店では取扱いがない模様です(;_;)

Amazonでは中古品にはなりますが、手に入れることが可能です。

 
作者の松本春野さんは「ふくしまからきた子」「ふくしまからきた子 そつぎょう」「ぼくのうまれたところ、ふくしま」
など、原発事故後を描いた作品も精力的に手掛けられています。

ぜひ他の作品も手に取ってご覧くださいね。

 

86日目の今日は、おすすめ絵本「地震の夜にできること。」

今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!