Vol.65 第一次避難バッグの準備 ㉒身分証明書類のコピー
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
65日目の今日は…
「第一次避難バッグの準備 ㉒身分証明書類のコピー」です。
先日から行っている非常用持ち出し袋=避難バッグ作り。
避難時にすぐに持ち出すべき、必要最低限の備えで、被災時・非常時の最初の1日
間をしのぐための物を入れる「第一次避難バッグ」の中身を1品ずつお伝えしています。
今日、準備する物は身分証明書類のコピーお薬手帳です。
災害時は避難時に思わぬ事態に遭遇し、家族が離れ離れになったり、大ケガや病気で搬送されたりするなどし、
身分を証明できるものや必要となる書類が出てきます。
例えば、健康保険証、運転免許証、パスポート、外国人登録証、マイナンバーカードなどです。
お子さんがいるご家庭では医療費助成の医療証(東京都ではマル乳・マル子医療証)のコピーも備えましょう。
災害時は救済制度もある
いくら第一次バッグに備えていても避難時に健康保険証や現金を持ち出せなかったり、紛失してしまったりすることもあります。
そのため、大きな災害が発生後は厚生労働省からの通知に基づき、健康保険を使う医療について特例措置が取られます。
特例措置が取られると被災者が病院や診療所を受診する場合は、
健康保険証の提示がなくても、氏名や生年月日、勤務先や加入している健康保険組合を伝えるだけで、必要な医療を受けることができます。
また、所持金がない場合は、1~3割の自己負担金についても当面は猶予してもらえます。
災害時は体調を崩しやすくなります。
命を守ることを最優先に、お金のことは心配せずに必要な医療を受けましょう。
65日目の今日は「第一次避難バッグの準備 ㉒身分証明書類のコピー」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!