Vol.54 第一次避難バッグの準備 ⑪軍手・耐切創手袋
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
54日目の今日は…
「第一次避難バッグの準備 ⑪軍手・耐切創手袋」です。
先日から行っている非常用持ち出し袋=避難バッグ作り。
避難時にすぐに持ち出すべき、必要最低限の備えで、被災時・非常時の最初の1日
間をしのぐための物を入れる「第一次避難バッグ」の中身を1品ずつお伝えしています。
今日、準備する物は軍手・耐切創手袋です。
災害時に避難や救出活動をする際、がれきが散乱したり、土砂崩れが発生している場合があります。
また、家屋や家具が倒壊した場合は、撤去作業をすることになります。
その際にケガを防ぐために必須となるのが軍手ですよね。
一人一双、備えておきましょう。
耐熱素材を選ぶ
最近の軍手にはビニールが織り込まれていて、熱いものを触ると溶けてしまう事があります。
災害時は火災などでがれきが熱を持っている場合もありますので、
軍手は熱にも強い綿100%のものや耐熱加工がされている物を選びましょう。
釘や木のささくれ、ガラスの破片など、実は軍手だけでは危ない
さて、皆さんの防災グッズの中にはすでに備えてあるであろう軍手ですが、
実はそれだけでは危険なことが災害時は多いのが事実です。
がれきの中には、クギや木のささくれ、ガラスの破片など
布で出来た軍手では、貫通や破れてしてしまい、ケガをする危険がたくさん潜んでいます。
また大量の瓦礫を片づけたり、持ち上げたりし続けると、布製の軍手は傷んで破れてしまいます。
そこで、さらに丈夫な「耐切創手袋」も備えることをおススメします。
画像:ミドリ安全.com 耐切創性手袋 カットガードG150 M
値段は普通の軍手よりも高くなりますが、安心感が違います。
耐切創手袋は建設現場や工場、ガラス加工など鋭利な刃物を使用して行う作業をする際に手を切ってしまう事故を防ぐために手を保護する手袋です。
耐切創手袋は業務用として販売されていますので、
災害グッズ売り場よりもホームセンターの土木用品売り場で探しましょう。
種類も多く、自分に合った手袋を安く見つけることができますよ。
54日目の今日は「第一次避難バッグの準備 ⑪軍手・耐切創手袋」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!