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2021.8.11 防災365  1日1アクション

【防災365  1日1アクション】Vol.26 親子で防災週間 ①ダンゴムシのポーズ

Vol.26 親子で防災週間 ①ダンゴムシのポーズ

こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。

 

「防災365  1日1アクション」

5日間、夏休みを取りましたが今日から再開です!
夏休みの間に、これまでのおさらいはできましたでしょうか?

さて26日目の今日は…
「ダンゴムシのポーズ」です。

 
今週はお盆休み中という方も多いと思います。

コロナ禍でなかなかお出かけができないお休みに、親子で防災に取り組んでみませんか?

ということで
今日から1週間は「親子で防災週間」シリーズ!!
お子さんと一緒に考え、できる防災を1日1アクションご紹介します!

 
親子で防災週間シリーズ1日目は「ダンゴムシのポーズ」

なんですか、それ?という方も
知ってる、知ってる!!という方もいらっしゃると思いますが、
ダンゴムシのポーズは大地震が起きた際に身を守るためのポーズです。

 
大きなを揺れを感じた時、近くテーブルや机などがあるとは限りません。

近くに身を守るものがなかった場合、みなさんはどうしますか?

大人であれば、しゃがんで頭を守るという行動をすぐに取れますが、
小さな子どもは、揺れ自体にびっくりしてしまい、
しゃがむことや自分で頭を守るという判断ができません

そこで日頃から体に染みつけておいて欲しいのがダンゴムシのポーズなのです。

 

ダンゴムシのポーズ

危険なものにお尻を向、しゃがみこみ、ひじとひざ、足の甲を床につけます。
そして手で水をすくう形にして頭を守ります。

このポーズは3歳頃からのお子さんであれば1人でできると思います。

しかし、赤ちゃんから2歳頃のお子さんにとっては1人では難しいポーズ。
小さなお子さんとはママやパパがペアになって「親子でダンゴムシポーズ」をしましょう。

 

親子でダンゴムシのポーズ

親子で向き合った状態から、赤ちゃんを包み込むように丸くなります。
赤ちゃんは頭が大人のお腹側になるようにして太ももに挟み込み、上から覆いかぶさるようにして守ります。

ポイントは、赤ちゃんが窒息しないように太ももはゆったりと広げること、
物が落ちてきたときに怪我を防ぐために赤ちゃんの肩や腕を太ももの内側にしまいこむようにしましょう。

さらに大切なのは、赤ちゃんを守るだけでなく、ママやパパの命も守ること。
しっかり自分の両手で最も大切な頭を守ることを忘れずに!

 
いざ大きな地震が起きれば、とっさの判断は難しくなります。
自宅など、場面を想定して日頃からふれあい遊びの一つとして
「ぐらぐらきたら、だんごむし~!!」と、
子どもと一緒にダンゴムシのポーズを楽しく練習して身につけておきましょう。

体が覚えていれば、万が一の際もパニックにならずに身を守れますよ。

 
ただし、ダンゴムシのポーズだけでは命を守れるとは限りません。

大切なのは、できる範囲で「危険の少ない安全場所に動く」こと。
物が「倒れてこない・落ちてこない・動いてこない」場所を見極めましょう。

 
26日目の今日は「ダンゴムシのポーズ」

今日はここまで。
明日も親子で1アクションを続けましょう!