Vol.14 家の中の危険をチェック~まずは寝室~
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
14日目の今日は…
「家の中の危険をチェック~まずは寝室~」です。
昨日は自宅の建物そのものの危険度を確認しました。
今日からしばらくは、家の中の危険をチェックしていきます。
1日1アクションですから、1日1ヵ所ずつ確かめていきますよ。
まずは寝室から
今日確認するのは「寝室」です。
昨日の記事で
1995年の阪神・淡路大震災での犠牲者のうち8割は家屋の倒壊による圧死、窒息死だったとお伝えしました。
中でも寝室はタンスやドレッサー、テレビなど大型家具の倒壊で圧死、窒息死のリスクが高い場所です。
また、睡眠をとる場所ですから必然的に6~10時間の長時間過ごす場所だけに
地震時にいる可能性が高い部屋とも言えます。
就寝中は無防備になる
皆さんも経験があると思います。
夜中や明け方など、寝ているときに地震が起きた時
「はっ」と目は覚めても、その場を動けずにただやり過ごしたことを。
寝ている間に地震が起きてもとっさには逃げられないものですよね。
それでは、就寝中はとっさには逃げられないことを前提に
寝室、特にベッドや布団周りの危険を確認していきましょう。
ベッドや布団に寝転んでみよう
重要なのは、ベッドや布団に倒れてこないか?です。
では、実際にベッドや布団に寝転んでみましょう。
寝ころんだまま寝室を見渡してみてどうですか?
地震で部屋が揺れたときに自分の頭や体にダイレクトに倒れてきそうな家具や家電はありませんか?
具体的にはタンス、ドレッサー、机、本棚、テレビなど。
地震はいつ起こるかわかりません。
リスクがある場合は、家具の位置やベッドの位置をずらす、家具・家電は固定するなどの対策をすぐに取りましょう。
また家具の倒壊という点では、
リスクは自身の体に倒れこんでくるだけではありません。
ドレッサーや全身鏡やショーケース等がある場合は鏡やガラスが割れて飛散する危険も。
飛散した際に破片が刺さったり、踏んだりしないよう置き場所を変える他、
スリッパや上履きなど、避難靴も備えておきましょう。
14日目の今日は「家の中の危険をチェック~まずは寝室~」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!