ブログ | フリーアナウンサー 岡本祥子

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2021.7.14 防災365  1日1アクション

【防災365  1日1アクション】Vol.3 ハザードマップを確認しよう

Vol.3 ハザードマップを確認しよう

こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。

一昨日から連載スタートした「防災365  1日1アクション」。

1日目は「天気予報を見よう」
2日目は「防災アプリをダウンロードしよう」でした。

まだお読みになっていない方はこちらからどうぞ。
Vol.1 天気予報を見よう

Vol.2 防災アプリをダウンロードしよう

 

3日目の今日は…

「ハザードマップを確認しよう」です。

おそらく多くの方がここ10日ほどで各地で発生した大雨や長雨による災害を目の当たりにして、
ハザードマップに目を通していらっしゃると思います。
災害を他人事ではなく自分のこととして捉え、備えることはとても大事です。
今後も定期的に確認していきましょう。

では皆さんが確認しているハザードマップは、どんな形態のものですか?

 

【紙】

ほとんどの自治体ではハザードマップを作成しています。
基本的に各世帯に1部、紙のハザードマップが配布されています。

例えば、東京都調布市の洪水ハザードマップはこちらです。

なんとA4用紙8枚分の大きさです。

ハザードマップは、
地図上に災害危険度がわかりやすく色分けされていて、
自分の住まいの危険性が一目でわかるようになっています。

住まいの被害想定がわかったら、次に避難所や福祉避難所の確認。

そして今一度、マップに目を戻し、近隣の地域の被害想定を確認しましょう。
子どもの学校は?
保育所は?
最寄り駅は?
よく車で通る道路は?

災害は自宅にいる時間帯に起きるとは限りません。
よく通う場所や道の被害想定も確認しておきましょう。
地域の災害リスクがわかると日頃の心構えや景色の見え方も変わってきます。

 

さらに、マップの裏面も確認してみてください。
例に出した調布市のハザードマップには
日頃からの心得・準備や非常用持ち出し品の例、家庭での簡易水防工法、マイ・タイムラインについて。情報収集先の一覧、大雨対策、市からの避難の呼びかけと行動について、被災した際の手続きや連絡先まで掲載されています。

これさえあれば水害への備えと必要な情報が揃います。

自治体のハザードマップは定期的に情報が更新されています。
お手持ちのハザードマップが最新版かどうかの確認も忘れずに!

ぜひ、家のすぐわかる場所にハザードマップを備えて下さい。

 

 

【ポータルサイト】

重ねるハザードマップ

ハザードマップポータルサイト

国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」です。
身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。

~災害リスク情報などを地図に重ねて表示~
洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報、
道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを地図や写真に自由に重ねて表示できます。

これはあらゆる災害のリスクを重ねて表示してくれるのでとても便利です。

使い方は簡単。
サイトの「場所」欄に調べたい住所を入力し、調べたい災害リスクを選びます。
例えば洪水だけのリスクを知りたい場合は「洪水」を選択。
あらゆるリスクを同時に調べたいときはすべてを選択します。

さらに、この地形の自然災害リスクを文章でも教えてくれます。

 

手元に紙版のハザードマップがない場合はもちろん、
住まいの地域以外の情報を得たいとき、
そして普段から災害リスクを確認するのにとても便利です。
ぜひサイトをお気に入りやスマホのホーム画面に追加していつでも確認できるようにしてください。

 

3日目の今日は「ハザードマップを確認しよう」。
手にできましたか?

ハザードマップが用意出来きたら、月に一度の確認を習慣づけましょう。

 

今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!