Vol.92 今日は寒い!ストーブ火災に気をつけよう
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
92日目の今日は…
今日は寒い!ストーブ火災に気をつけようです。
今日の東京は冷た~い雨。
日中の気温は11℃ほど。クリスマス並みの冬の寒さだそうです。
ということで、急遽ストーブを出してきた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
冬場は大活躍するストーブですが、使い方によっては火災を引き起こす原因になります。
今日はストーブ使用時の注意点をおさらいしましょう。
火災の危険が高いストーブは?
ストーブは大きく分けて石油ストーブと電気ストーブの2種類があります。
みなさんはどちらのストーブがより危険だと思いますか?
石油の方が危ないのでは?と思いがちなのですが、
東京消防庁や各消防署の発表によると、実際は火を使わない電気ストーブの火災の方が多く発生しているんです。
ですので、電気ストーブを使用している方はより注意が必要です。
気をつけるべきポイント
①燃えやすいものを近づけない
東京消防庁が行った実験によると、電気ストーブの前面10cm以内では、ストーブに接していなくても燃えやすい物から発火する可能性が確認されています。
また電気ストーブ火災では、
電気ストーブをつけたまま就寝してしまい、掛け布団が接触し出火した事例や
脱衣所内の突っ張り棒にかけていた衣類やタオルが使用中の電気ストーブ上に落下し出火事例があります。
ストーブの近くには燃えやすい物を置かず、ストーブの上では洗濯物を干さないようにしましょう。
②スプレー缶も近づけない
スプレー缶の成分にはLPG等の可燃性のガスが含まれているためファンヒーター等の近くにあるスプレー缶が破裂し引火することがあります。
ファンヒーターの前には殺虫剤やヘアスプレー等のスプレー缶を置かないようにし、近くで使用しないようにしましょう。
③石油ストーブは給油は慎重に
石油ストーブへ給油中に誤って燃料をこぼしてしまい火災になることがあります。
給油の際は石油ストーブの消火を確認してから給油しましょう。
消火直後は燃焼筒に炎が残っている可能性もあり注意が必要です。
また、給油後はしっかり燃料タンクのキャップを閉めてから取り付けるようにしてください。
その他にも
④外出・寝る前には必ず消す
⑤使わないときは電源プラグをコンセントから抜く
⑥電気プラグやコードが傷んでいたら使用しない
⑦使用前に取扱説明書をよく読む
などのことに気をつけましょう。
また、小さなお子さんがいるご家庭では、やけどの危険もあります。
お子さんの見守りや近づけないようにする対策を忘れずに!
ストーブによる火災では、ぼやでも着衣着火、一酸化炭素中毒により亡くなる方が多いです。
くれぐれも気をつけて暖を取るようにしましょう。
92日目の今日は、ストーブ火災に気をつけよう
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!