Vol.90 スタンドパイプって知ってる?
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
なんと1日1アクション、今日で90日目です!!
ここまで約3か月間ご覧いただきありがとうございます。
少しずつ防災に取り組むことで意識が高まっていらっしゃれば幸いです。
さて90日目の今日は…
スタンドパイプって知ってる?です。
今日は火災発生時に活躍し知っておくと役に立つ機材「スタンドパイプ」をご紹介します。
スタンドパイプとは消火栓等に直接ホースを差し込んで動力を用いることなく放水する器具。
軽くて操作が簡単な資機材ですが、1分間に100ℓ以上も放水できるのです。
消防隊の到着前に地域住民によっていち早く消火活動を始めることが可能で、
消防車両が進入できない狭い道路の地域や木造住宅密集地域ではとても有効です。
実際、葛飾区で発生した火災で地域住民が消防隊の到着前にスタンドパイプを使って消火活動を行い、延焼防止に効果があった事例があります。
スタンドパイプの主な保管場所は町会・自治会の会館や防災倉庫などです。
自治体が開催する防災訓練などでは、このスタンドパイプを使った消火訓練を体験できるブースが設置されることも多いのでぜひ、一度は体験して使ってみてください。
まずは動画を見てみよう
とは言え、コロナ禍で多くの人が集まるような防災訓練は中止になっている地域も多いですし、
小さなお子さんをお持ちの方などは、訓練会場に足を運べないという方もいると思います。
そこでオススメなのが
「スタンドパイプ」の使い方をわかりやすく教えてくれる東京消防庁のYoutube動画です。
5つのポイントで使い方を実際の動きとともに説明していますので、イメージしやすくとってもわかりやすいです!
まずは、お住まいの地域のスタンドパイプの保管場所を確認すること。
次に動画を見て使い方を確認。
そして近所で防災訓練等が実施された場合に実際にスタンドパイプで消火体験してみる。
以上の3点に取り組んでみましょう。
90日目の今日は、スタンドパイプって知ってる?
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!