Vol.84 赤ちゃんをベビーカーに乗せて避難しないで!!
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
84日目の今日は…
「赤ちゃんをベビーカーに乗せて避難しないで!!」です。
今日は災害時に赤ちゃんを連れて避難する場合の注意点をお伝えします。
それは、赤ちゃんをベビーカーに乗せて避難してはいけないということです。
赤ちゃんはしっかり抱っこをして逃げてください。
どうしていけないの?
その大きな理由の一つが赤ちゃんの座る高さです。
ベビーカーに座る赤ちゃんの顔、体の位置はとても地面に近いです。
真夏もベビーカーに乗る赤ちゃんは地熱の影響を受けやすく、熱中症のリスクが高いと言われています。
災害時はさらに命に関わる危険がいっぱい。
地面に近いと有毒ガスや粉塵を吸ってしまう、被ってしまうリスクが大人よりもグッと高まってしまうのです。
また、災害発生直後は道路の地割れや壊れたブロック塀や倒木、飛散物など足元には危険が多く、ベビーカーでは前に進めない状況も発生します。
避難する際はしっかり、ママやパパが抱っこをして赤ちゃんを守ってあげましょう。
ただし、ベビーカーは荷物を運ぶにはとても便利です。
避難所生活が数日におよびそうになり、改めて自宅から備蓄等を運ぶ場合は
水・離乳食、おもちゃ、幼児のための避難グッズなどを積んで運びましょう。
ベビーカーは赤ちゃんの寝かしつけや揺らして遊ぶ、気分転換など、避難所生活では何かと役立ちます。
84日目の今日は「赤ちゃんをベビーカーに乗せて避難しないで!!」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!