Vol.83 非常用トイレを試そう
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
83日目の今日は…
「非常用トイレを試そう」です。
10月7日の夜に発生した最大震度5強の地震。
揺れた地域の方は怖い思いをされたと思います。
水道管が破裂して漏水した場所も複数あり、断水になってしまったらどうしよう?と
考えた方も多いと思います。
一週間ほどは先日と同じ程度の揺れを警戒しなければなりません。
もし、同程度もしくはそれ以上の揺れが起こり、ライフラインが止まってしまっても困らないように
今日は非常用トイレを試してみませんか?
一口に非常用トイレと言っても、携帯式、便器設置式、組み立て式の大きく3つの種類があります。
まずはご家庭で備えている非常用トイレの種類を確認しましょう。
実際に試す際は以下のポイントをチェックしてください。
<チェックポイント>
①屋外でそのまま使えるか?
自宅に留まることが危険だったり、トイレが壊れたりした場合、非常用トイレは屋外で使用する可能性があります。
・その際に目隠しはどうするのか?
・トイレットペーパーなどセットで備えておいたほうがいいものがあるのか?
などを考えて対策をしておきましょう。
②子供一人で使えるか?
排泄物の入口が小さい非常用トイレの場合、女児の場合は上手に使えず、
普段は一人で用を足せるお子さんでも、非常用トイレは手助けが必要な場合もあります。
あまりにも使いづらい場合は、お子さんの使いやすいタイプを買い足す、作ることなどもできます。
事前に試しておきましょう。
③臭いの程度をチェック
非常用トイレには、素早く排泄物を固め、漏れや臭いを防ぐ凝固剤が付いています。
そこで、意識したいのが「臭い」。
排泄物の臭いは想像以上に強いです。
災害時にゴミ回収が滞ると、使用済みの非常用トイレをしばらくの間、保管しなければなりません。
できれば、尿だけでなく便の場合も試しておくと臭いへの心構えがアップします。
保管時の臭い対策のために、消臭効果や抗菌効果のある凝固剤を用意しておきましょう。
83日目の今日は「非常用トイレを試そう」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!