Vol.81 災害後のメンタルケア 地震ごっこを止めないで
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
81日目の今日は…
「災害後のメンタルケア 地震ごっこを止めないで」です。
昨夜、千葉県北西部を震源地として発生した最大震度5強の地震。
時間が午後10:41で、就寝中だった方、入浴中だった方、職場からの帰宅中だった方など
夜中の地震ということで怖い思いを多くの方がされたと思います。
我が家の地域は震度4で大きく揺れましたが、家財が転倒することもなく無事でした。
子どもたちはそれぞれの部屋で全く揺れに気づかずに爆睡していました。。。
実は昨日の「防災365 1日1アクション」のテーマが「真夜中の地震対策」!
あまりにもタイムリーな情報で、自分でもびっくりしていますが、『地震はいつ起こるかわからない』を改めて実感しています。
昨日の記事のリンクはこちらです。
【防災365 1日1アクション】Vol.80 真夜中の地震対策
ぜひ、参考にして今日の明るいうちに対策を見直しましょう!
子どもたちのメンタルケア
さて、我が家の子供たちは地震に気づかずに爆睡していたわけですが、
同じ保育園に通うお子さんには、地震にびっくりして起きたまま怖がってなかなか眠りにつけなかった子もいたようです。
子どもたちは災害で今まで経験したことのない怖さを感じると様々なストレス反応を起こします。
・小さな物音にも怖がる
・緊急地震速報の音に怖がる
・ひとりでトイレに行けなくなる
・指をしゃぶるなどチック症状が出る
・情緒不安定になる
などなど
これらの普段と違った行動を「ストレス反応」と呼びますが
これは非常時に自分の心のバランスを保とうとするための正常な反応と言われています。
地震ごっこを止めないで
その中で、地震のあとによく見受けられる遊びが「地震ごっこ」です。
・ガタガタガタっと「地震だ~!!」と声を上げてごっこ遊びをする
・積み木の家を揺らして倒す など
保護者としては、「そんな不謹慎な遊びはダメ!!」と止めてしまいがちですが、
ぜひ、止めずに温かく見守ってあげてください。
子どもは災害などで心に強いショックを受けた際に、遊びながらその体験を再現することで、無意識に心のバランスを取り戻そうとするそうです。
災害後のお子さんのメンタルケアの一番の方法は「受け止めて、見守ること」。
今日一日、お子さんの様子が違っても温かく見守りましょう。
81日目の今日は「災害後のメンタルケア 地震ごっこを止めないで」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!