Vol.63 第一次避難バッグの準備 ⑳常備薬・持病薬
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
63日目の今日は…
「第一次避難バッグの準備 ⑳常備薬・持病薬」です。
先日から行っている非常用持ち出し袋=避難バッグ作り。
避難時にすぐに持ち出すべき、必要最低限の備えで、被災時・非常時の最初の1日
間をしのぐための物を入れる「第一次避難バッグ」の中身を1品ずつお伝えしています。
今日、準備する物は常備薬・持病薬です。
災害時は体調を崩しやすくなりますが、救護は命に関わるケガや病気から優先されます。
普段からご家庭に備えている常備薬(解熱剤や風邪薬、胃腸薬、うがい薬、塗り薬、目薬など)を第一次避難バッグにも備えておきましょう。
持病薬の備えは必須
高血圧や糖尿病、心臓病、ぜんそくなどの慢性疾患で薬を飲んでいる方は薬が足りなくなると命にかかわることもあります。
第一次避難バッグには持病の薬を少なくとも3日分は備えておきましょう。
かかりつけの医療機関や薬局が被災して、しばらく受診できなくなる場合があります。
さらに備蓄用の第二次避難バッグにも4日分、合わせて7日分あるとより安心です。
慢性疾患がある方は予めかかりつけ医に災害時の対応を相談し、持病薬は1週間ほど手元に残るようにしましょう。
薬もローリングストックを
薬には使用期限があります。
避難バッグに備えたら、そのままにするのはNGです。
常に新しい薬をもらったら、入れ替えて先にもらった薬を飲むようにし、非常用の薬が古くならないように気をつけましょう。
食糧の備蓄と同じく、薬もローリングストックを心がけましょう!
また保管する場所に条件(冷暗所、常温など)のある薬もあります。
浸水時にも薬が傷まないように密閉袋に入れるなど保管方法にも注意しましょう。
63日目の今日は「第一次避難バッグの準備 ⑳常備薬・持病薬」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!