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2021.8.30 防災365  1日1アクション

【防災365  1日1アクション】Vol.45 第一次避難バッグの準備 ③簡易トイレ

Vol.45 第一次避難バッグの準備 ③簡易トイレ

こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。

 

「防災365  1日1アクション」

 
45日目の今日は…
「第一次避難バッグの準備 ③簡易トイレ」です。

 
先日から行っている非常用持ち出し袋=避難バッグ作り。

避難時にすぐに持ち出すべき、必要最低限の備えで、被災時・非常時の最初の1日
間をしのぐための物品=一次持ち出し品を入れる第一次避難バッグの中身を1品ずつお伝えしています。

 

一気に中身の全てを準備するのは大変ですが、1日1品なら日常のお買い物ついでに準備できると思います。
すでに避難バッグの準備ができている方は、不足がないかの参考にしてくださいね。

 

今日、準備する物は簡易トイレです。

 

非常時においてトイレにいけないことは深刻です。

災害の直後は、断水が起こり水洗トイレが使えなくなることもあります。
また、避難先でも仮設トイレが設置されるまで使えるトイレがない可能性があります。

第一次避難バッグには最低でも家族1日分の簡易トイレを備えましょう。

 

簡易トイレにも種類がある

一口に簡易トイレと言っても、携帯式、便器設置式、組み立て式の大きく3つの種類があります。

 

①携帯式

携帯式は、避難先や車内などの限られたスペースで使ったり、可能なら地面に置いたりして使う簡易トイレ。
セッティングに時間がかからないため、サッと取り出してすぐに使用できます。
コンパクトサイズなので持ち運びも簡単です。


我が家では、普段使いのリュックにも携帯式を入れて持ち歩いています。

車で出かける際、どうしても子どものトイレに間に合わないとき、
車酔いなどで気分が悪くなった際のエチケット袋としても重宝しています。

日頃から使ってみることで災害時にも躊躇なく使用できるのがいいですよね。

 

②便器設置式

便器設置式は、避難所や自宅の便器に袋を被せて使用するタイプ
トイレの水が止まっても、袋を被せれば便器に座って用を足せます。
トイレの個室が使えるので、災害時でも人の目を気にせずに済むのがメリットです。

我が家は、この設置式の簡易トイレも携帯式と合わせて備えています。

 

③組み立て式

組み立て式は、段ボールやプラスチックなどの部品を組み合わせて洋式の便器を作るタイプ。
ただし、耐荷重が設けられていますので、大人が使用する際は確認してから使用しましょう。

 

凝固剤は消臭・抗菌効果のある物を

簡易トイレには、素早く排泄物を固め、漏れや臭いを防ぐ凝固剤が付いています。

そこで、意識したいのが「臭い」です。
排泄物の臭いは想像以上に強いです。

災害時にゴミ回収が滞ると、使用済みの簡易トイレをしばらくの間、保管しなければなりません。
保管時の臭い対策のために、消臭効果や抗菌効果のある凝固剤を用意しておきましょう。

 

目隠しも事前の準備を

屋外で簡易トイレを使用する際に、気をつけたいのが目隠し
全身を隠せるポンチョや専用のテントが簡易トイレに付属されていたり、個別で販売されたりしています。

また大きめの黒のごみ袋や普通のレインコートで代用することも可能です。

 
簡易トイレや目隠しは、予め使う練習をして使いやすいものを備えてみてください。

 

45日目の今日は「第一次避難バッグの準備 ③簡易トイレ」

今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!