Vol.20 キッチンは危険がいっぱい ~前編~
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
20日目の今日は…
「キッチンは危険がいっぱい ~前編~」です。
家の中の危険シリーズ7日目は「キッチン・台所」です。
おそらくこのブログをお読みいただいている方は、
1日に1回はキッチンに立たれていると思います。
そんな皆さんは、聞かれなくても想像するだけで
キッチンは危ないだろうなぁと感じていることでしょう。
そう、キッチンには危険がいっぱいなのです。
ということで今日と明日はキッチンの危険を2回に分けて確認していきます。
台所は重たい家電の宝庫
みなさんお気づきでしょうか?
キッチン周りにはたくさんの家電があることを。
電子レンジ
オーブントースター
炊飯器
冷蔵庫etc…
限られた空間であるキッチンに家電が3つ以上あるご家庭がほとんどではないでしょうか?
まず、一番気をつけたいのが冷蔵庫。
最近のドアの多い大型冷蔵庫の中には重さが100kg近くある場合も。
地震でそんな冷蔵庫が転倒や移動し、下敷きになれば命を落とす危険があります。
転倒しても危険が無いように、人が挟まれないような位置に設置するなど置き方を工夫するようにしましょう。
また小物でも高い場所から落下をするほど衝撃が大きくなります。
大型冷蔵庫は大人の身長以上の高さがあるものもありますので
冷蔵庫の上には何も物を置かないようにしましょう。
家電は飛ぶ
電子レンジ、オーブントースター、炊飯器は
腕に抱えるほどの大きさですが比較的重く、ほとんど動かさないような台所家電ですよね。
そんな家電ですが実は、大地震では飛びます。
部屋の中を飛んだ家電にぶつかって大けがにつながるリスクがあるのです。
またラックなどの上の方に電子レンジやトースターを設置している方もいると思いますが
高いところほど落下の危険が高まります。
耐震ジェルマットを使用したり、落下の衝撃を少しでも抑えられるように低い位置へ移動したりえするなど置き方を改善しましょう。
このように家電の下敷きになる可能性が高いキッチン。
火を使った調理中の場合も、
現在のガスは大きな揺れを感じるとマイコンメーターで自動的に制御される仕組みになっています。
揺れを感じたら、火の始末のためにその場にとどまることはせず、
すぐに食卓の下に逃げ込むようにしましょう。
ガスを切るのは揺れが収まってからで大丈夫です。
20日目の今日は「キッチンは危険がいっぱい 前編」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!