Vol.17 トイレの危険ポイント
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
17日目の今日は…
「トイレの危険ポイント」です。
家の中の危険シリーズ4日目は「トイレ」です。
トイレは昔から地震に強く安全な場所と言われてきました。
それは昔の木造住宅はトイレの四方に太い柱を設置していて、
転倒する家具がなく、窓も小さいためガラスが割れてケガをする可能性が低かったからです。
しかしながら、
最近の家屋ではトイレの四方に柱がない家も増えていること、
またドアが歪んで閉じ込められる可能性もあるので
地震の際にトイレに逃げ込むことが必ずしも安全とは言えなくなっています。
トイレで地震に遭ったら
震災時のトイレでのリスクは、ドアが歪んでしまい閉じ込められてしまうこと。
ですので、トイレで地震に遭ったらすぐドアを開けて逃げ道を確保しましょう。
危険ポイントはドアの外側
先に述べた通り、トイレには転倒する家具がなく、窓も小さいためガラスが割れてケガをする可能性も低いので
トイレ内での危険はあまりないのですが、必ず確認してほしいポイントがあります。
それは、トイレの外側のドア前です。
逃げ道を確保するため、トイレで地震に遭ったらすぐドアを開けることが鉄則。
しかし、ドアの外側が棚や物で塞がれていたら開けることができず、閉じ込められてしまいます。
トイレの外側のドアに倒れてきそうな棚や荷物などがないかを確認し、
ドアを塞ぎそうな場合は、棚の固定や場所を移動させましょう。
またトイレとセットとなることが多い洗面所周りも、割れ物や倒れてくるものがないか合わせて確認しましょう。
17日目の今日は「トイレの危険ポイント」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!