Vol.12 災害時協力井戸を知っていますか?
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
12日目の今日は…
「災害時協力井戸を知っていますか?」です。
一昨日は「1日に必要な飲み水は3ℓ」について。
https://okamotosachiko.com/2021/07/21/242/
昨日は「給水拠点を確認しよう」をお伝えしました。
https://okamotosachiko.com/2021/07/22/255/
↑こちらからお読みください↑
災害時の水の確保をテーマが続いていますが
今日もぜひ知っていただきたい水の情報です。
災害時協力井戸
みなさんは「災害時協力井戸」をご存知ですか?
自治体に寄っては「震災対策用井戸」「災害時応急対策井戸」などと表現しているところもあります。
井戸は昔から使われてきた地下に貯まった地下水を汲むもの。
災害時協力井戸からは、
自治体が井戸を利用されている方の協力を事前に得て、
災害時など、いざというときに近隣住民へ生活用水等を提供してもらえる仕組みになっています。
停電で断水も
大地震が起きると水道管が破裂してしばらく水道が使えなくなったり、
停電が起きるとマンションでも断水する可能性があります。
2年前の台風19号の影響でタワーマンションが停電、断水してしまったことは記憶に新しいと思います。
一昨日の記事では、
1日に必要な飲み水3ℓ以外に「生活用水」が必要とお伝えしました。
この災害時協力井戸はその生活用水を提供してくれる貴重で重要な拠点なんです。
災害時協力井戸に登録された井戸は、自治体が定期的に水質調査を行っていますので
いざというときにも安心して使用することができます。
防災マップにも掲載されています。 ※こちらは調布市防災マップ
しかし、そもそも井戸ってそんなにあるの!?と疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが
意外にもあるんです!
私の住む東京都調布市で現在、登録されている災害時協力井戸は30ヵ所以上。
お隣の世田谷区に至っては1300ヵ所近く震災対策用井戸として指定されています。
各自治体では災害時に協力して下さる井戸を募集しています。
ご自宅や実家に井戸があり、災害時に協力できる方はぜひ、ご登録ください。
災害時に協力して下さる井戸の存在を今日、初めて知ったという方。
ぜひ、「お住まいの自治体 + 災害時協力井戸」で検索し、
お住まいの近くの井戸の場所を確認しましょう。
12日目の今日は「災害時協力井戸を知っていますか?」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!