Vol.11 給水拠点を確認しよう
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
11日目の今日は…
「給水拠点を確認しよう」です。
昨日は「1日に必要な飲み水は3ℓ」がテーマでした。
https://okamotosachiko.com/2021/07/21/242/
こちらからお読みください。
今日も昨日に引き続き、災害時の水の確保についてです。
災害時に必要な飲料水は1人あたり1日3ℓと昨日、ご紹介しましたが
避難所等での利用も含め、飲料水が不足する事態に備え、
各自治体には給水拠点が設置されているのをご存知ですか?
いざというときのために、
今日はお住まいの近くの給水拠点を確認し、覚えましょう。
給水拠点(災害時給水ステーション)
給水拠点は災害時給水ステーションとも呼ばれています。
給水ステーションは大地震などが発生し断水した場合に、
水槽内の水道水を飲み水として確保し、地域の方に提供する場所です。
災害時給水ステーションは水道局が設置している場所と自治体が独自に構えている場所があります。
1日1アクションの3日目にハザードマップを確認しましたが、
自治体が発行しているハザードマップや防災マップには「給水拠点」も記載されています。
各自治体によってイラストの違いはありますが、目印は「蛇口」のマーク。
※調布市防災マップの給水拠点マークはこちら
まずは、お手持ちの防災マップを広げて「蛇口」マークを探してみましょう。
意外にも避難所の数に比べて、給水拠点は少ないことがわかります。
実際に大地震等が発生し、断水が続く場合は
この他に自衛隊が提供する給水所等が設置されることもありますが、
まずは、ここに行けば必要な水を提供してもらえる拠点を頭に入れていきましょう。
給水拠点の目安は半径2kmに1箇所
ちなみに東京都水道局が設置している災害時給水ステーションはこちらから確認できます。
東京都水道局が設置している災害時給水ステーション一覧
おおむね半径2kmの距離内に1か所として、
都内215カ所(浄水場、給水所、応急給水槽等)で開設されるそうです。
スマホでも検索できる
無料スマートフォンアプリの「ロケスマ」でも
お近くの災害時給水ステーション(給水拠点)を簡単に確認することができます!
詳細やアプリのダウンロードはこちらからどうぞ。
ロケスマ「東京都の災害時給水ステーション(給水拠点)」紹介ページ
場所によっては公園にあることも
先日、ラジオ番組で取材した都立祖師谷公園にも給水拠点がありました。
このとてもかわいらいしい建物の地下が実は応急給水槽になっていて
水槽の水は配水管との間を循環する仕組みになっており、常に新鮮な水が確保されているのだそうです。
お近くの給水拠点は確認できましたか?
どこにあるかを知っているだけで安心できますよね。
給水拠点に水を取りに行く際は、ペットボトルをリュックサックなどに入れて運ぶと便利ですよ。
11日目の今日は「給水拠点を確認しよう」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!