Vol.10 1日に必要な飲み水は3ℓ
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
今日で10日目です!!
10日続きましたね~!パチパチパチ!!
さて10日目の今日は…
「1日に必要な飲み水は3ℓ」です。
真夏を迎え、熱中症を防ぐためにも水分補給が大切になっています。
この季節は特に必要となる水。
防災という観点からも飲料水の備蓄は非常に重要です。
大規模地震や水害などの自然災害によりライフラインが寸断されてしまったときに、
真っ先に困るのが「水」です。
被害が広範囲に及ぶと、各家庭に水が行き渡るようになるまで数日から1週間、
またはそれ以上の時間がかかってしまう場合もあります。
では、人が生きるために1人が1日に必要な飲料水の量はご存知でしょうか?
人が生きるために1日に必要な飲料水
それは「1人1日 3ℓ」です。
これを家族分×3日分の備蓄が必要と言われています。
ですから4人家族なら 3ℓ×4人×3日=36ℓという計算になります。
2リットルのペットボトル18本分。
1ケースペットボトル6本入りのミネラルウォーターなら3箱分です。
※大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。
どうですか?
備えられていますでしょうか?
足りていない!という方はぜひ、調達しましょう。
粉ミルクには必ず軟水!
調達する際、ご家庭に赤ちゃんがいる場合は水の種類にご注意ください。
粉ミルクに使う調乳水には必ず「軟水」を選びましょう。
消化器官が未熟な赤ちゃんは、大人が好んで飲むミネラル分の多い水「硬水」では
腎臓に負担がかかり、消化不良を引き起こす恐れがあるからです。
日本国内で作られるミネラルウォーターの大半は軟水です。
通販などで購入する場合は、成分をよく確認しましょう。
飲料水とは別に生活用水も必要
飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。
日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、
お風呂の水をいつも張っておく、などの備えをしておきましょう。
水道水も保存できる〜常温では3日、冷蔵庫で10日程度〜
東京都水道局によると
水道水も、正しいくみ置きをすれば飲料水として保存できます。
https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/press/h23/press110404-01.html
上記のサイトから一部、抜粋しますと
≪くみ置きの方法≫
・清潔でふたのできる容器(ポリタンク、ペットボトル、水筒など)に、できるだけ空気に触れないよう、口元までいっぱいに入れる。
・くみ置きした水を飲むときは、雑菌が入らないよう、直接口をつけずに、コップなどに注いでから飲む。
・浄水器には塩素まで除去してしまうものがあるた、保存する場合は、蛇口から直接注ぐ。
・保存前に沸かしてしまうと水道水中の塩素が減るため、水のままで保存する。
≪くみ置きの保存期間≫
直射日光を避けて涼しい場所に保管すれば3日程度、冷蔵庫に保管すれば10日程度、
消毒用の塩素の効果は持続します(日付をメモして貼っておくと便利)
※保存期間が過ぎたら、掃除や洗濯に使いましょう。
是非、参考にしてくださいね。
10日目の今日は「1日に必要な飲み水は3ℓ」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!