Vol.91 活火山ってどんな山?
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
91日目の今日は…
活火山ってどんな山?です。
昨日、午前11時43分に熊本県の阿蘇山が噴火しました。
ニュースの映像で噴火の映像を見て驚いた方も多いのではないでしょうか?
周辺地域にお住いの方は火山灰や噴石が飛ぶ恐れがあるということで、
引き続き対策するとともに車の運転にもお気をつけください。
噴火も自然災害の1つと意識した方も多いと思います。
今日は「活火山」についておさらいしたいと思います。
活火山ってどんな山?
みなさんは活火山と聞くとどんな山を思い浮かべますか?
昨日の噴火のように、今まさに噴火している火山だけをさすのでしょうか?
活火山とは今後も噴火活動する可能性がある火山のことです。
では、その定義をご存知でしょうか?
活火山は最近○年間に噴火したことがある山
日本では諸外国と同様に「最近1万年間に噴火したことがあるか、現在も活発な噴気活動をしている火山」を「活火山」と定義しています。
1万年!?
定義されている長さがとてつもなくてびっくりしますが、
それだけ火山の活動の寿命は長く、個々の火山の寿命をあらかじめ知ることは不可能なのです。
日本の活火山の数
日本の活火山は北方領土や海底火山を含めると111に達します。
その中には日本人なら誰もが知っている「富士山」も含まれます!!
観光地の「箱根山」もその1つです。
ちなみに富士山の噴火警戒レベルはレベル1(活火山であることに留意)です。
日本全国の活火山マップと最新の噴火警戒レベルがわかるサイト
お住まいの地域に近い活火山など日本国内の活火山の現況について調べるのにオススメのサイトがあります。
こちらは国立情報学研究所の北本朝展教授が公開しているサイトです。
上にリンクを貼った日本全国の活火山マップと最新の噴火警戒レベルのページでは、
日本の活火山に関する位置情報や噴火警戒レベルを掲載。
地図やリストから火山を選択すると、火山噴火・爆発情報および火山周辺の風向・風速情報と気象情報を提供するページに移ります。
噴煙や火山灰が流れていく方向の予想や、降灰被害への対策などに活用できます。
一覧を見ると、いつもスキーで行くあの山も!?という気づきがあるはず。
お住まいの地域にある活火山のレベルも確認できますし、いざというときの対策にも役立ちます。
ぜひ、PCやスマホにブックマークに登録しておきましょう。
91日目の今日は、活火山ってどんな山?
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!