Vol.80 真夜中の地震対策
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
80日目の今日は…
「真夜中の地震対策」です。
昨日、10月6日 午前2時46分頃、岩手県沖を震源とする最大震度5強の地震がありました。
真夜中の大きな地震、多くの方が就寝中に揺れ、とても怖かったと思います。
大きく揺れた地域のみなさんは被害はありませんでしたでしょうか?
今日は改めて、真夜中=就寝中の地震対策をおさらいします。
就寝中は無防備になる
皆さんもまさに昨日、経験されたと思いますが、
寝ているときに地震や緊急地震速報が鳴ったとき、「はっ」と目は覚めても、その場を動けずにいたのではないでしょうか?
寝ている間に地震が起きてもとっさには逃げられないものです。
就寝中の地震はとっさには逃げられないことを前提に寝室、特にベッドや布団周りの危険を確認してみましょう。
昼間のうちにベッドや布団に寝転んでみる
重要なのは、ベッドや布団に重い物が倒れてこないか?です。
では、実際にベッドや布団に寝転んで確認してみましょう。
寝ころんだまま寝室を見渡してみてどうですか?
地震で部屋が揺れたときに自分の頭や体にダイレクトに倒れてきそうな家具や家電はありませんか?
具体的にはタンス、ドレッサー、机、本棚、テレビなどです。
リスクがある場合は、家具の位置やベッドの位置をずらす、家具・家電は固定するなどの対策をすぐに取りましょう。
足の裏を守るものを近くに
家具の倒壊という点では、リスクは自身の体に倒れこんでくるだけではありません。
ドレッサーや全身鏡やショーケース等がある場合は鏡やガラスが割れて飛散する危険も。
飛散した際に破片が刺さったり、踏んだりしないよう置き場所の工夫やスリッパや上履きなど、避難靴も備えておきましょう。
懐中電灯など灯りを近くに
地震発生後、真っ暗な中で必要なものを探したり、周りの状況を把握したりするには灯りが必須です。
停電してしまうおそれがあるため、部屋の照明をあてにできません。
懐中電灯や携帯式のLED電灯など電気を使わずに周囲を照らせるものを枕元に準備しましょう。
携帯電話も手の届くところに
今や携帯電話やスマートフォンなしの生活は考えられませんよね?
大地震発生の可能性が高い場合は緊急地震速報を非常に大きな音で知らせてくれます。
またスマートフォンのライト機能を使えば、懐中電灯が手元になくても灯りを照らすことができます。
被災後は情報収集や家族や友人への連絡などを行うため、非常に重要なアイテムとなります。
被害が大きいと、長期間停電が続き充電できない場合もあります。
寝る前や就寝中にできるだけ充電する他、モバイルバッテリーなども備えておくと安心です。
地震は今夜発生するかもしれません。
最優先することは「命を守ること」。
真夜中に大きな地震など災害が発生しても、すぐに安全を確保できるように、対策を再確認してみてください。
80日目の今日は「真夜中の地震対策」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!