Vol.66 第一次避難バッグの準備 ㉓母子手帳
こんにちは。
フリーアナウンサー、防災士の岡本祥子です。
「防災365 1日1アクション」
66日目の今日は…
「第一次避難バッグの準備 ㉓母子手帳」です。
先日から行っている非常用持ち出し袋=避難バッグ作り。
避難時にすぐに持ち出すべき、必要最低限の備えで、被災時・非常時の最初の1日
間をしのぐための物を入れる「第一次避難バッグ」の中身を1品ずつお伝えしています。
今日、準備する物は母子手帳です。
昨日は健康保険証、運転免許証、パスポート、外国人登録証、マイナンバーカードや
お子さんがいるご家庭では医療費助成の医療証(東京都ではマル乳・マル子医療証)のコピーを備えました。
加えて一緒に備えてほしいのが母子手帳です。
これはコピーでも構いません。
お子さんの生育状況や予防接種の情報を把握できるようにするために備えましょう。
子どもの健康状態(体重、出生時の異常の有無、受けた予防接種と回数、アレルギーの有無など)だけでなく、
産後から間もないママの健康状態(普段の血圧、手術歴、入院歴、内服薬、アレルギーの有無など)の記録も残しておきましょう。
既往歴がわかる記録も一緒に
我が家は、息子が1歳を迎える前に「川崎病」を罹患しました。
幸い後遺症はなく、4歳になった現在は元気に過ごしていますが、既往歴としては、一生残しておかなければなりません。
そのため、退院時に発行された「川崎病急性期カード」も母子手帳に一緒に挟んで保管しています。
避難時にママがケガや病気で、赤ちゃんのお世話ができないときでも、
アレルギーなど赤ちゃんの命に関わる情報を誰でも把握できるように備えは大切です。
大事な情報は複数の方法で管理しよう
被災した際は、保険証の現物がなくてもコピーや番号がわかれば受診できます。
母子手帳の記録や予防接種の接種歴なども、スマートフォンで写真に残して保存するほか、
クラウドのフォトアルバムなどにもデータをアップするなどして複数で管理しておくと安心です。
情報は最新に
紙のコピーも写真のデータも予防接種など母子手帳の中に更新した情報がある場合は最新のものへの差し替えを忘れずに行いましょう。
66日目の今日は「第一次避難バッグの準備 ㉓母子手帳」
今日はここまで。
明日も一緒に1アクションを続けましょう!